利息制限法に違反しているものは？①
利息制限法では、
次のように制限金利を定めています。
■元本10万円未満 ⇒ 年20％
■元本10万円以上100万円未満 ⇒ 年18％
■元本100万円以上 ⇒ 年15％
利息制限法に違反しているものは？②
また、この制限金利を
超過する部分については、
利息契約は無効となります。
元本への充当について
利息制限法で定めた
金利以上の返済の部分については、
元本に充当され、
元本に充当していった結果、
元本が完済になった後の過払金については、
返還の請求ができます。
遅延損害金は？
利息制限法には、
支払いが遅れた場合の
遅延損害金についての規定もあります。
これによると、制限利率の
1.46倍までの定めは有効となりますが、
それを超えるときには、
超過部分については無効となります。
疎明とは？
疎明（そめい）というのは、
訴訟において当事者がその主張する事実について、
裁判官に対して、
確からしいという心証を生じさせること、
あるいは、
そのための証拠を提出することをいいます。
疎明と証明の違いは？
証明というのは
確信を生じさせるものですが、
疎明は、確からしい
という心証を生じさせるという点で異なります。
なお、疎明は、
保全処分や迅速に決定する必要のある
訴訟上の申立てなどに認められます。